予想以上に強い金相場
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- 2013.07.23
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週明けから急騰の金相場。
アジア時間に急伸した金相場は、欧州時間に入りやや落ち着きましたが、NY時間で再び急騰。きっかけは低調な米住宅指数でした。このところ米住宅指数は悉く予想を大きく下回る悪化となっており、昨日発表された中古住宅販売戸数もダメ。暫く米住宅関連指数に警戒が必要です。これを受け早期緩和縮小観測はさらに後退し、ドルが売られました。
ドル安を背景に金は大幅続伸。1300ドルという節目を越えたことで、ファンドの買い戻しプログラムも発動。買いが買いを呼ぶ展開となり、1340ドルまで上昇。
予想以上に強い金相場となってきました。
しかし、現状はあくまで「早期」とされる9月の緩和縮小の可能性が後退しただけであり、年内開始の可能性は依然高く、このまま金が上昇し続けていくには材料不足。本格的な上昇に入るには米財務問題などの大きなイベント発生が必要でしょう。
戻り高値は警戒域です。