久々の大きな戻り
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- 2015.08.11
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堅調な8月米雇用統計を受け、早期利上げ観測が高まっていた中、フィッシャーFRB副議長が「米国は完全雇用に近い状態にあるが、インフレ率は非常に低い」と発言。低インフレは一時的なものであるとも言っていますが、このところのFRBメンバーはタカ派的発言が目立っていたこともあり、9月利上げ観測をやや沈静化させる結果となりました。
9月利上げが見送られても年内の利上げは必至の状況ですが、9月利上げの織り込みが強くなっている分、利上げ時期の後退観測により短期的な買戻しが入ってきます。
また、中国で経済指標の悪化による景気刺激策期待が高まっていることも相場を後押し。
貴金属も市場全体の買戻しの波に乗り全面高。金は久々の1100ドル回帰となっています。これをもって貴金属底打ちとは考えにくい状況ではありますが、ズルズルと前線を後退させていた中で大きな戻りを入れたことは評価できます。そろそろ買手も出てきた模様。
お盆明けまで1100ドル台をキープすることができるのでしょうか?