中国株価反転
- UPDATE
- 2015.07.10
- GATEGORY
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先ずは中国。
株価暴落が続く中国は、昨日もオープニングから4%下落。しかし、その後空売り調査などの株価維持に向けた当局の断固たる姿勢を受け市場は反転し、最終的には7%上昇となりました。
これをもって中国株の底打ちとの見方や、逆に中国バブル崩壊の始まりとするのは早計でしょう。ただ、昨日は下落に歯止めをかけることが出来ましたが、ここに至るまで当局の執拗な介入でも効果が見られなかったのも事実。共産国家である中国は、何かあっても巨大な力をもつ政府がコントロールできるという神話に疑問符が付きました。
また、株だけならドメスティックな問題と出来ますが、不動産にまで飛び火すれば世界的に影響が出ること必至です。中国に対する認識を変える必要があるでしょう。
一方、もう一つの差し迫った問題であるギリシャは、昨日構造改革案を提出。債権団は内容精査が終わるまでコメントしないとしています。
12日が合意の最終期限としていますが、20日のECBへの返済期限までグダグダが続く可能性もないとは言えないでしょう。また、その前に本日のギリシャ議会改革案採択でサプライズとか勘弁してもらいたいですね。
中国株が反騰したことを受け商品相場も連れ高。貴金属も値を戻していますが、前日までの急落に対する切り返しとしては戻りが弱いように思います。まだまだ落ち着かない市場です。