世界的に不透明感が高まる
- UPDATE
- 2017.05.29
- GATEGORY
- OTHER
米三連休前となった週末はポジション調整が入りやすい地合いとなりましたが、貴金属は急騰してきました。
米国では第1・四半期GDP改定値が発表され、+1.2%と速報値+0.7%から上方修正。市場予想を上回る改善となりましたが、先日のFOMC議事録で利上げに慎重な姿勢が確認されたこともあり影響は限定的。すでに6月利上げは織り込み済みであり、今後の金融政策を見極める動きに変わってきています。
そして英国では6/8の英総選挙についての世論調査が行われ、メイ首相率いる与党保守党が野党労働党に激しく追い上げられているという事が判明。もともと、大勝する公算が高いことで総選挙に踏み切った与党でしたが、先日のテロもあり混戦模様となったようです。
トランプ政権の行方を左右するかもしれないコミー元FBI長官議会証言もあるに控えており、世界的な不透明感は高まるばかり。これを反映して貴金属は安全資産として買われ、金は1260ドル台まで急伸。
本日は米・中市場が休場。今週は月末も絡んでおり、明日以降激しく動いてきそうです。