世界的な追加金融緩和は新興国から
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- 2012.08.20
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昨日は特にニュースのない中、本日のスペイン国債入札を前にして警戒感が高まり、前日のリスクオンから一転してリスク回避の市場となっています。
スペイン国債入札の結果次第で大きくリスク許容度の変わる相場となりそうですが、どちらに転んでも一時的な動きであり、ギリシャの時と同様に当面この問題を引きずることになるでしょう。
世界的に金融緩和を切望する市場となっていますが、昨日のインドに続き本日ブラジルが政策金利引き下げを発表。さらに追加利下げの含みも持たせる大盤振る舞い。また、中国でも預金準備率の引き下げや公開市場操作の拡大を通じ流動性供給を増やすとのリーク情報が報道されています。
欧米に先立ち重要新興国が景気支援に乗り出してきました。
日本でも昨日の日銀副総裁に続き、白川総裁も「強力な金融緩和にコミットしている」と発言。来週の日銀会合に向けて追加緩和期待が否が応にも高まっており、為替は円高から切り替えしてきています。
再び金上昇に向けての地ならしが出来てきたようにも思えます。