世界的な緩和ブームが来る?
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- 2015.09.04
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明日に米雇用統計を控え、中国の休場もあり様子見で動きのない市場になるかと思われましたが、ドラギ総裁がECB理事会で追加緩和に積極的な姿勢を示したことでユーロが急落。ドルが対ユーロで急騰し、ドル高に押された貴金属は下落となっています。
ECBは金融政策を現状維持としたものの、インフレ・成長率の見通しを下方修正。中国経済に対しての懸念も示し、必要があればあらゆる手段を用いる。規模・構成・期間の調整において量的緩和が十分な柔軟性を提供するとしました。
ECBの追加緩和は予想外ではなく、米利上げを睨んで再度周知させたもの。日本も他人ごとではなく、インフレ率こそ何とかなりそうなレベルにありますが、成長率や株式市場には不透明感が強まっており、今秋にも追加緩和が噂されています。
米利上げ次第で世界的に緩和ブームが起きそうな雰囲気です。