世界的な景気減速懸念
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- 2014.10.14
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連休明けの貴金属市場は続伸。
9月FOMC議事録からの米早期利上げ観測後退によるドル高一服に加え、世界的な景気減速への懸念が高まっていることから市場はリスクオフモード。
株も世界的に調整局面。NYダウは13日に223.03ドルの大幅下落で1万6321ドルと半年ぶりの安値。日経平均も1万5000円割れ。
リスク資産から逃げ出した資金は安全資産として貴金属に流入。金は1237ドルまで急騰。景気連動商品であるはずの白金系も値ごろ感もあり上昇しています。
ただし、ここまで貴金属の下落をカバーしていた為替要因が今度は逆に作用してきました。
安全資産として円も買われ、一時106円台を記録。110円を達成した後、急激な円安への警戒感が浮上したことで調整も早いですね。
市場の関心は世界経済の行方へと変わってきました。米国だけでなく、中国・欧州の経済指数にもより一層の注意が必要です。