世界的なリセッション懸念
- UPDATE
- 2012.08.20
- GATEGORY
- OTHER
ギリシャ離脱懸念は依然強いものの、市場はやや冷静さを取り戻したことで急落に対する巻き戻しが入りました。
昨日は中国・欧州でPMIが発表。
まず中国PMIは48.7と7か月連続で基準値となる50割れ。このところの中国経済指数は悪化続きで、リセッション懸念が高まっています。先日、温家宝首相が経済テコ入れを示唆しましたが、預金準備率だけでなくより大規模な追加緩和が切望されています。
そして欧州のユーロ圏PMIは45.9と2009年6月以来の低水準。頼みのドイツ経済も陰りが見え始めており、他国をいつまでも支えていられる上位今日ではないでしょう。事態は深刻さを増しています。
貴金属は不透明でリスクに敏感な市場の中で上昇。IMFが4月に各国中銀が金準備を29.7トン拡大したと発表したことが効きました。
中銀はドルばかりを買うわけにはいきません。依然「金」も安全資産としてみなしているようです。
値動き幅が非常に大きくなってきました。金は1530ドルから1600ドルのBOXに入っています。上下どちらにも飛び出していく可能性はあります。