不透明感が継続する10月のスタート
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- 2015.10.02
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週末の米雇用統計を前に緊張が高まる中、ISM製造業景況指数が発表され、50.2と市場予想50.6を下回る2013年5月以来の低水準となりました。
前日の好調なADP雇用統計から一転しての悪化。堅調な米経済という見方は変わりませんが、細部ではギャップがあるようです。それでも米雇用統計が失望を買うほど悪化するとは考えにくいですが…。
急騰していたドルはISM製造業景況指数の悪化を受け一服。貴金属は小幅下落となっています。
くどいですが、米経済は問題ないレベルまで回復しているとみるのが妥当。国内要因だけを見れば10月利上げは現実的な選択です。ただ、利上げすることになれば世界経済に与える影響は甚大なものとなり、その余波は米国にも影響を及ぼすことになります。
10月は見送って12月に利上げというのがベターだと思いますが、イエレンFRBはどう判断するのでしょうか?
また、日銀も10月末の追加緩和が本命視されています。米利上げを待たずして先に仕掛けることができるのでしょうか?
不透明感が継続する10月のスタートです。