不透明感が残る状況ながら、為替要因で一段高
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- 2012.11.22
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昨日のユーロ圏財務相会合でギリシャ支援は合意に至らず。
市場では合意が既定路線となっていた為、ネガティブサプライズです。このニュースで市場は急落しましたが、26日に再度会合が持たれ、そこで支援が決定するとの見方からユーロは持ち直しました。結果的には影響は限定的です。
ただ、26日の会合でも支援決定とならない場合は、こんどこそ大きな影響があると思われます。欧州情勢にはどんでん返しがつきものです。
また、EU内での対立が深刻化していることも懸念材料です。予算案を巡り調整が難航しており、特に英国のEUに対する不信感は危機的レベル。英国に近いIMF(米国)との溝も深まっていて、EUの先行きは不透明感が増しています。
イスラエル情勢は停戦で合意したとの発表がありました。しかし、停戦が守られるかは不明。一触即発の状態は続いています。
不透明感が残る状況ながら貴金属は小幅上昇し、為替が82円台まで円安に振れたことで国内貴金属価格は一段高となっています。
本日は米国が感謝祭で休場。日本も明日から3連休ということで、週明け26日の相場は大きく変化して始まりそうです。