不可思議な急反発
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- 2013.12.05
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昨日発表されたADP民間雇用統計は21万5000人増と市場予想17万3000人増を大きく上回る結果となりました。さらに10月分も当初の13万人増から18万4000人増に上方修正されています。
また、その他経済指標としては新規住宅販売数が改善したものの、ISM非製造業指数は予想を下回っており、強弱別れています。
欧州時間から軟調に推移していた貴金属は、強いADP雇用統計を受け底割れの急落になるものと思われましたが、なんとここからの急反発で、金は1250ドルまで急騰。
ここ最近は悪い材料には過敏すぎるほど反応するのに、良い材料に対しての反応は限定的だった貴金属なので、これは予想外の動きです。
値頃感からファンドの急激な買戻しが入ったとのことですが、不可思議な動きです。貴金属の底値圏が確認できたことは良い事ですが、依然1210ドル~1260ドルのBOX内にいる事には違いありません。週末の雇用統計でBOX圏からの脱出となるのでしょうか?