下値を試す展開が続く
- UPDATE
- 2013.02.20
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昨日は欧州でドイツ景況感が改善。安心感からスペインなどの高利回り国債が買われユーロも上昇。
米国に続き、欧州での景気回復観測で安全資産としての魅力が減退した貴金属はまたも大幅下落。景気に連動する白金系は堅調ですが、安全資産としての側面が強い金と銀は弱いですね。金は何とか1600ドル台を死守しましたが、下値を試す展開が続いています。
期待されていた中国勢の安値買いは確認されていますが、それ以上にファンドの売りが強い状況。
ソロスに代表されるようにファンドは今資金シフトの最中なのでしょう。含み益があり、上昇が一服傾向にある金を売って勢いのある株などに資金を移し替えるのはファンドとして当たり前の行動。しかし、ファンドの腰の軽さにつられ、金を見限ってしまうのは早計です。定期的に利益を出し続けることが義務付けられているファンドに対し、長期的な観点から一般的な投資家とってはまだまだ金の価値は衰えていません。
焦らず再上昇のタイミングを待ちましょう。