上昇分を吐き出す大幅下落
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- 2013.12.13
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下げ材料にも逆らい反騰を続けていた貴金属でしたが、ここで大幅下落。上昇分を吐き出してしまいました。
昨日はまず欧州でドラギECB総裁がユーロ圏経済の見通しに厳しい認識を示しました。これによりユーロは軟調、ドルは上昇。
そして米国では11月小売売上高が市場予想を大きく上回り、5カ月ぶりとなる大幅な伸びを示しました。一方で新規失業保険申請件数は悪化していたものの、小売売上高のインパクトが優先され、緩和縮小観測が一段と強まっています。少なくとも来週のFOMCでの決定はないと考えた市場でしたが、ここにきて12月緩和縮小開始が強く意識し、急速な織り込み作業に入った印象です。
国債金利も上昇し、株価も崩れる現状で、貴金属だけ無事というわけにはいきません。大きく値崩れしましたが、まだまだレンジ内の動きに過ぎません。来週のFOMCでの結果が出るまでは軟調に推移しそうです。