上下に割れた米経済指標
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- 2014.10.29
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FOMCを前に緊張が高まる中の米経済指標。
まず9月米耐久財受注は-1.3%と市場予想+0.5%を大幅に下回る結果となりました。また、前月分も-18.3%に下方修正。サプライズともいえる弱い数字に市場はリスクオフに振れ、貴金属は急騰。
しかし、その後発表された10月米消費者信頼感指数は94.5と市場予想87を大幅に上回る改善。前月分も89に上方修正され、7年振りとなる高水準を記録。
これにより耐久財受注減少によるリスクオフは相殺され、市場はイーブン。
上下に予想以上に割れた2つの経済指標が現在の米経済の実情を物語っています。
FRBメンバーも現状認識に苦慮することでしょう。
いよいよ今夜FOMCの結果発表。
今回のFOMCはイエレンFRB議長の会見が予定されていないこともあり、大きなサプライズはないと予想されていますが、果たしてどうなるか。