上げ要因にも反応薄
- UPDATE
- 2014.06.12
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世界銀行が2014年の世界経済成長率を3.2%から2.8%に大幅下方修正。
米国の大寒波やウクライナ情勢、新興国不安などが原因との事。
これを受け、市場はリスク回避に傾き、高値に合った米株式は急落。一方、ドル高も一服し、上昇要因が整ったにも関わらず貴金属は横ばいでした。国内価格はやや円高に動いたことでマイナスとなっています。
先日はプラチナに牽引され久々に上昇した貴金属でしたが、動きが鈍い状況は相変わらずのようです。結局は貴金属市場に参加者が少ないことに尽きるのでしょうね。
本日から日銀金融政策決定会合ですが、市場の注目度は低いです。当初から今月は追加緩和見送りという観測が強く、本命視されていた7月も微妙な状況となってきました。現状の日本経済は消費増税の影響も軽微で、ここで虎の子のバツーカー砲を打たなければとい状況でもありません。安倍内閣も法人税引き下げや公的年金基金の株式運用拡大などで景気対策を行っており、ここにきて秋どころか年内は見送りとの見方も増えてきました。
見送りが妥当なのでしょうが、黒田総裁のリップサービスぐらい欲しいですね。