一服感
- UPDATE
- 2012.08.20
- GATEGORY
- OTHER
特に大きな材料はない中、ギリシャ問題に対してデフォルト・ユーロ離脱も織り込んだ過度なリスク回避が一服。
株価は急落からの値ごろ感もあり久々に反騰し、商品相場も上昇。
一方、一足早い上昇を見せていた貴金属はこの日は足踏みし、金は結局1600ドルの壁を破れず停滞。
1500ドル台での現物需要はやはり強いようですが、1600ドル以上に盛り上がっていくにはパワーが足りないようです。値固めの時ですね。
注目のニュースとしては、オランド仏大統領が明日開催されるEU非公式首脳会議でユーロ共同債を提案するとのこと。
実現すれば大きなインパクトがありますが、多々問題がありドイツ・メルケル首相は大反対でしょう。
流れは緊縮財政という鞭だけでなく成長という飴も重要な課題となってきました。EUの巨人であるドイツが孤立化することは避けたい状況ですが、折り合いをつけることは可能なのでしょうか?
また、中国では温家宝首相が経済の安定成長に向けての意欲を強調したことで市場に安心感が広がっています。世界的にインフレ懸念も収まっており、追加緩和を実施する下地は整っています。
個人的な相場観としては、6月はギリシャ問題が再燃し厳しいでしょうが、7月以降の相場には期待を抱いています。果たして予想通り動いてくれるでしょうか?