一旦調整 FOMC議事録待ち
- UPDATE
- 2013.08.20
- GATEGORY
- OTHER
昨日は大きな材料がない中での調整。
米長期金利は2年振りとなる2.88%と危険水域3%に接近しています。
そして明日はFOMC議事録公開。7月FOMC後の会見では緩和縮小時期に全く触れませんでした。9月緩和縮小開始ならば、何らかの手がかりがこの議事録にあるはず。市場の注目は高まっています。
米国やエジプトに続き、気になるのがインド経済危機。
米国の緩和縮小観測以来、ブラジルなど新興国の景気悪化は顕著に表れていますが、特にインドの弱体化が目につきます。インドは昨年まで世界最大の金需要国でしたが、今年はその座を中国に明け渡す見通し。それでもインドの金需要は金市場に大きな影響力を持ちます。このまま経済が弱れば購買力は落ちるでしょう。
しかし、国際収支の巨額赤字の解消の為、金輸入に制限をかけたインド政府ですが、経済の混乱はますますインドにおける安全資産としての金の価値を高める結果となるかもしれません。。正規ルートからの購入ができなくなれば、ルートが裏に潜るだけでしょう。インドの金需要の歴史は重いです。