ロンドン・フィキシング
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- 2014.05.19
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週末は特別大きな動きはなし。
強いて挙げれば米国発表された4月住宅着工件数が予想を上回る増加となった事。雇用情勢に並び、住宅関連は米国の最注目課題。今回はミシガン大学消費者信頼感指数の悪化により影響が相殺されましたが、今後も注意が必要です。
インド総選挙は予想通り最大野党BJPが過半数を獲得。モディ氏による経済立て直しが期待されます。
金輸入関税の減税も含めて、インド経済に活気が戻れば金需要も当然のように盛り上げるでしょう。やや足踏み感がある中国を追い抜き、世界第一の金需要国に回帰できるでしょうか?
最近の貴金属市場において気になるのはロンドン・フィキシング。先週、銀の値決めが8/14に終了することが明らかになりました。
世界の貴金属を決めるロンドン・フィキシング。LIBORの不正金利操作疑惑から、貴金属価格の公平性にも捜査機関のメスが入るようです。銀だけでなく、金の値決めでも問題が指摘されており、今回の騒動で貴金属価格決定におけるシステムの根本的な改革が迫られています。そして、欧州系金融機関に変わり、中国系金融機関がフィキシングメンバー入りを画策。大きな転換点が迫っているのかもしれません。