ロシアの横槍で米軍事行動は当面停止
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- 2013.09.10
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昨日は大きな材料はなく、方向性に乏しい動きとなりました。
シリア情勢については昨日から米議会が再開され議論が始まりましたが、ここにきてロシアがシリアに化学兵器を国際管理下に置くよう要請。これを受け米議会上院はシリア攻撃の採択を先送りとしました。
オバマ大統領はシリアが化学兵器を引き渡す事ができれば、軍事行動回避の可能性があるとしながらも、懐疑的な姿勢を示しています。
まあ、あわよくば米国の混乱を誘うための時間稼ぎでしょう。しかしながらこれで米国の軍事行動は当面停止という事になります。
市場はシリアの緊張後退と9月FOMCが近づいていることで暫くポジション整理となりそうです。
先週末の米雇用統計は悪化という結果になりましたが、9月FOMCでの緩和縮小を予想する声は未だ根強い強い状況です。しかし、仮に9月緩和縮小が見送られても、いつかは緩和縮小されます。ダラダラとマイナス材料を長引かされるよりは、悪材料出尽くしとなった方が市場の立ち直りは速いと思われます。大幅下落も予想されますが、短期的な値動きにとらわれないようにしましょう。