レンジブレイク
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- 2017.02.07
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トランプ大統領の政権運営に対する不透明感が広がり、これを嫌気した市場はリスクオフの動きとなっています。
トランプ政権による入国制限は米連邦地裁が一時差し止め。これを不服としたトランプ大統領は差し止め命令取り消しを求めすぐさま上訴するだけでなく、決定を下した判事を個人攻撃する始末。
そして、国内問題だけでなく国際的な対立も深まっています。トランプ大統領はオバマ政権下でまとめられたイランとの核合意を非難し、合意の見直しを求める方針。すでにミサイル開発に関与した個人・組織に対し経済制裁を発動され、入国制限も受けるなど立て続けに圧力を加えられているイランは怒り心頭。地政学的リスクも高まっています。
トランプリスクに加え、3月米利上げ観測が後退していることを受け貴金属は急伸。金は1230ドルを終値でも抜けてきました。一方で為替も節目とされている112円を下抜け。
レンジブレイクしたことで相場の動きは一段と激しくなりそうです。