リスク要因解消
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- 2017.09.12
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米国を襲ったハリケーン「イルマ」は当初予想されたほど大きな被害をもたらしませんでした。また、9/9の北朝鮮建国記念日にも動きはなく、北朝鮮に対する国連制裁決議案も大幅に軟化しているとの報道もあり、大きなリスク要因が解消されたことで市場はリスクオン。低迷していたドル・米長期金利は急騰し、NYダウは259ドルの大幅上昇となっています。
イルマに北朝鮮情勢、さらに米債務上限問題も延期されたことで、ひとまず目先の問題を無難に通過。これらの問題からのリスク回避で買われていた貴金属は当然の如く売られ全面安で、金は1330ドル割れ。しばらく下値探りの展開となりそうです。
そして、さきほど北朝鮮制裁決議案が全会一致で採択されましたが、内容は北朝鮮からの繊維輸出禁止や北朝鮮への原油輸出制限まで。やはり中国・ロシアに配慮し、石油禁輸までは踏み込めない骨抜き案での妥協となりました。
これから対話路線が加速していくことになるのでしょうか?