リスク回避が進む市場
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- 2016.02.10
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世界的な景気先行き不透明感から市場のリスク回避が続いています。
昨日大きく揺れたのは日本。
ドル安を受けて円が114円前半まで急落したことで株価も急落。日経平均は終値で918円81銭安の1万6085円と今年一番の下げ幅を記録。
黒田日銀がマイナス金利を導入してまで死守しようとした115円をあっさりと抜けてきた意味は大きいです。マイナス金利導入を批判する声が高まっていますが、今回の下げの主因は外的なものであり、何も手段を講じてなければもっと早い段階で相場は崩れていた可能性も高いでしょう。
いずれにしろ重要な抵抗線を抜けた以上、更なる円高株安は必至の状況です。
一方で、ドイツ銀行財務不安・米シェールガス大手チェサピーク・エナジーの破たん懸念など震源地である欧米は、下げてはいますが日本ほどの混乱はなし。
貴金属はリスクオフの流れを受け小幅続伸です。
本日からのイエレンFRB議長議会証言を前の催促相場。嫌な流れを断ち切るには踏み込んだハト派的発言が必要ですが…。