相場天気予報MARKET FORECAST

フランス大統領選は順当にマクロン氏が勝利し、仏政局リスクは一服。

韓国大統領選も本日投票ですが、こちらは経済的な影響は限定的。隣国である北朝鮮が絡むと重大な地政学的リスクとなりますが、対話路線で落としどころを探るという方針になりそうです。最終的には体制存続と核放棄が重要なテーマとなるのでしょうが、問題は長期化しそうです。

政局リスク・地政学的リスクが一服し、米金融政策に市場の注目は戻ります。先週のＦＯＭＣと米雇用統計を経て6月利上げ予想は80％を越えてきました。ただ、もともと6月利上げが本命視されていただけに、ここからの押しはさほどではないかもしれません。現状は利上げよりもバランスシート縮小のほうが怖いですね。

市場はリスク回避一服で、ドル高・米金利上昇。

貴金属は既に急落していた事もあり、下げ渋り。中国の冴えない経済指標もあり、商品相場全体が沈滞ムードです。

一方で、ドル高に比例して為替は103円台まで円安に進んでいます。円安サポートはありがたいですね。