リスクオフ一服
- UPDATE
- 2016.01.20
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昨日の中国GDPは+6.9%と低水準でありながらも予想通りの数字という事で大きな混乱はなし。しかし、実態は公表されている以上に悪化しているのは周知の事実であり、これを受けての中国追加緩和期待が高まる結果となっています。
中国株が一応の落ち着きを取り戻していることから、世界的な株安も一服しましたが、いままでの下落に対する反発というにはあまりに寂しい小幅上昇に留まっています。
もう一方の懸念材料である原油は続落ながらも何とか28ドル台をキープ。28ドル割れとなればさらに動揺が強まるでしょう。
市場のリスクオフ一服感を受け、金は小幅下落となりましたが、その他貴金属は上昇しています。
全体的な印象では中国株安は当局の介入もあり鎮火に向かっていると感じますが、原油安については依然先行き不透明。長続きできるはずもない異常な安値をつけていることは間違いありませんが、かといって買い戻す材料は特になし。ファンドが主導権を握っている以上、下落トレンドに変化はないでしょう。