リスクオフ一服も混沌とした市場は続く
- UPDATE
- 2016.02.15
- GATEGORY
- OTHER
週末の相場はリスクオフ一服となりました。
まず、26ドル台まで下落していた原油が、OPECが供給の過剰解消に向け減産を行う可能性があるとの報道を好感し、29ドル台まで急反発。
欧州ではドイツ銀行が自ら発行したユーロ・ドル建て債券を買い戻すと発表し、財務体質の健全性をアピールしたことで株価が急反発。
米国でも欧州からの流れを受け金融株が上昇し、さらに米1月小売売上高が予想を上回ったことを受け、NYダウは313ドル高と欧米で世界的株安の連鎖を食い止めることに成功しました。
リスクオフ一服で貴金属は下落しましたが、このところの上昇が急だっただけに良い調整場です。国内価格については円高も一服したため、トータルではプラス。
本日から春節祭が終わった中国勢が戦線復帰。しかし、米国は祝日で休場。週末はリスクオフ一服となりましたが、原油にしろ、欧州金融不安にしろ根本的な問題が解決されたわけではありません。混沌とした市場はまだ続きます。