相場天気予報MARKET FORECAST

前日の混乱の原因となった中国株安は政府介入で何とか下げ止まり。

人民元買い介入に加え、大株主による株式売却の制限といった手段を講じたようです。しかし、強引な政府介入は市場の歪みを残したままの緊急処置にすぎません。いずれ近いうちに歪みが株価暴落という形で顕在化することになるでしょう。

中東情勢の緊迫は続いていますが、中国株が落ち着いたことでリスクオフも一服。

NYダウは小幅ではありますが、4営業日ぶりの上昇となりました。

貴金属もドル高の中で小幅上昇。金は1085ドルあたりに強い抵抗線がありますね。ここを抜ければ1100ドルまでスルスル上がっていきそうな雰囲気です。

今夜は12月FOMC議事録公開。利上げ決定の経緯が明らかになります。

そして、今週末は米雇用統計。あまり材料視されませんでしたが、4日に発表されたISM製造業景気指数は惨憺たるものでした。雇用統計にも失速感が現れるようならば、今後の利上げペースにも大きな影響があるでしょう。新年最初のビックイベントです。