リスクオフに一転
- UPDATE
- 2015.08.19
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中国の人民元切り下げの影響が一巡したところで、上海株式が約6%の急落。
当局の株価下支え策の後退懸念に加え、天津爆発による貿易の混乱など、中国経済への強い先行き不透明感からリスクオフの展開となりました。
タイでも爆破テロが起き、不安定なアジア通貨も一段安です。
また、米国で発表された7月住宅着工件数が120.6万件と市場予想118.0万件を上回る約8年ぶりの高水準となったことで、前日のNY連銀製造業指数景況指数の悪化による利上げ時期後退観測が弱まることとなりました。
チャイナリスクと9月米利上げ観測で貴金属も急落。それでも安全資産である金には買戻しが入り小幅安で引けていますが、銀は急落後値を戻すことができず15ドル割れ。相場の先行きを最も早く反映することが多いのが銀。じわじわと上げてきた貴金属ですが、要注意の局面です。