リスクオフ
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- 2015.04.20
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ギリシャデフォルト懸念が再び高まり、不安感が市場全体の頭を押さえています。
追加支援を巡り債権団と協議を続けるギリシャですが、目立った進展はなし。ドラガサキス・ギリシャ副首相は、協議が行き詰まった場合の国民投票や選挙前倒しの可能性を排除しない姿勢を示し、バルファキス財務相はユーロ圏離脱の悪影響を示唆。協議の進展に向けた新たな妥協案は示さず、逆に自国のデフォルトの可能性をチラつかせることで相手の妥協を図るような駆け引きです。結果的に自身への信頼をさらに失わせるような愚かな行為となります。
今回の危機を乗り越えられたとしても、ギリシャの意識を根本から変えることが出来なければ同じ問題の繰り返しでしょう。どこかのタイミングでギリシャは切り捨てられることになるでしょうが、それは今ではないだけです。
米国では3月CPIが発表され、+0.2%と2カ月連続のプラスとなったものの、市場予想+0.3%には届かず。
中国政府が空売り規制を緩和すると発表したこともあり、市場はリスク回避姿勢が強まりました。
NYダウは一時280ドル超の下げを見せるなど軟調地合。貴金属は小幅上昇。
昨日中国が預金準備率を異例の1%引き下げとしたことで市場の流れは変わるでしょうか?