リスクの顕在化
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- 2014.01.26
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中国で景気減速懸念と理財商品デフォルトリスクが浮上。追い打ちをかけるようにアルゼンチン・トルコなどの新興国が資金流出懸念で急激な通貨安。あおりを受けた円は102円台まで円高となっています。
市場のリスク回避で高値を更新し続けていた米株式も急落。週末のダウは300ドル以上の大幅下落。
金は前日に高値を付けていたこともあり上昇は限定的。それでも1270ドルというBOX圏の天井まで上げてきました。ここを一気に抜くことが出来れば、溜まっていたエネルギーが罰発する可能性も有ります。
一方でこのところの貴金属を牽引していたプラチナはついに急落。南アフリカ政府が鉱山の労使協議に介入するとの事で、ストライキへの懸念がやや和らぎました。株価が急落したこともマイナス要因です。
にわかに高まってきた新興国懸念により市場は不安定になっています。リスクが顕在化してきた状態でFRBはFOMCでの追加緩和縮小を決めることが出来るのでしょうか?