相場天気予報MARKET FORECAST

特に材料のない中、ユーロ高ドル安。

本日開催されるＥＣＢ理事会で、テーパリングの具体的な時期を示す可能性が噂されていましたが、現状の弱いユーロ経済では困難ではないかとの観測が強まっています。

一方、米国では来週のＦＯＭＣでの利上げは確定的との見方は変化ありませんが、来年以降の追加利上げについては慎重な姿勢を保つとの予想。

テーパリングになかなか向かえないユーロと、12月利上げは出来てもその後の利上げスケジュールは不透明な米国。パワーバランス的には大きな変化はないのかもしれませんが、目先の利上げで一応の材料出尽くし感が出るドルが先行して売られる形となっています。

ドル高一服で米長期金利も調整に入っていますが、なぜかＮＹダウだけはトランプラリーの余波に乗り続け、3営業日連続の最高値更新。市場に歪みが出ているように感じます。

貴金属はユーロ高ドル安を受け上昇。特に銀の急騰が目立ちます。