ユーロリスクで急落相場
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- 2012.09.25
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昨日はユーロリスクで全面安となりました。
まず、欧州の頼みの綱ドイツで発表されたIFO独業況指数が5カ月連続という結果に。欧州危機はドイツ経済にも大きな影響を与えていることが確認されました。
そして、直近の問題であるスペインでは国債格下げ懸念が広がっています。仮に格下げされればスペイン国債はジャンク級になる見通しであり、ECBが買い支えても底の抜けたバケツになっている可能性もあります。
このような状況下で、メルケル独首相とオランド仏大統領が欧州銀行セクターの共同監視制度導入に関する工程表で対立。欧州債務危機解決に向けた動きが先送りされる恐れも出てきました。
欧州での連続した悪材料により、市場はリスク回避。
来週から中国が国慶祭により長期休暇に入ることもマイナス材料でしょう。アジア時間に調整が一気に進みました。その後、NY時間に下落は止まりましたが、底値とは判断しがたいところです。
一方で、金ETFは最近急激に残高を増やしているとのこと。世界的な金融緩和であふれた資金の受け皿となっています。今後もこの傾向は続くでしょう。
調整値固めの後、再び上昇局面はやってくると思われます。