メモリアルデーで市場に変化なし
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- 2015.05.26
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昨日の米市場はメモリアルデーで休場。
特に大きなイベントもなく、市場はほとんど動いていません。
欧州ではギリシャ問題が静かに深刻化。ギリシャ高官が相次いで資金枯渇を訴え、偶発的なデフォルトもあり得る綱渡りの状況。ギリシャが自前で用立てる手段は既に尽きているとみられ、デフォルトまで残された時間は少ないでしょう。
今回は時間稼ぎの方策さえ出て来ないですね。
米国では年内の利上げに肯定的な発言をしたイエレンFRB議長に続き、フィッシャーFRB副議長が利上げ時期を過度に重視することは誤解を招きかねないと市場を牽制する発言。
FRBとしては米経済回復のペースを見極めながら利上げを開始すると一貫して発信しており、FOMC開催時点での景気動向をそのたびに確認した上で判断を下す、つまり現時点では誰も何も決めておらず、利上げ時期を過度に意識する市場に疑問を呈したという事。また、FRBとしても重視すべきは利上げ開始時期ではなく利上げペースであるということですね。