ムニューシン発言でドル全面安
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- 2018.01.25
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昨日、ダボス会議での記者会見でムニューシン米財務長官が、「ドル安が米国にとって望ましい」と発言。
特段の意図があっての発言ではなく、つい本音がポロリといった事情のようですが、基軸通貨ドルを担う米財務長官という肩書をもつ人物からのこの発言は見逃せません。
ドルは急落し、主要通貨バスケットに対して3年ぶりの安値を更新。ドルINDEXは100を割り込み、現在89.3付近まで低下しています。
ドル全面安を受け貴金属も急騰。金は1360ドル台まで上方ブレイク。一方で為替も急激な円高に動き、一時108円台に突入するなど荒い値動きとなったことで、国内貴金属価格の値動きは相殺されています。
ムニューシン発言の余波が残る中、今夜はECB理事会。出口戦略へ傾いていることは間違いありませんが、ユーロ高抑制も懸案事項。どうバランスを取ってくるのでしょうか?