ポジティブな米雇用統計
- UPDATE
- 2015.06.08
- GATEGORY
- OTHER
ギリシャがIMFへの返済を月末繰り延べしたことで、週末の市場の関心は米雇用統計に集中。
注目が高まる中で発表された5月米雇用統計は非農業部門就業者数28万人増と市場予想22.5万人増を大幅に上回る改善。内容としても平均賃金が予想を上回る+0.3%、労働参加率も改善と全体的に文句のつけようのない結果となりました。
ポジティブな米雇用統計を受け、利上げ時期は年内に収斂。9月が本命視されます。また、少なくとも労働環境を理由に後ずれさせる意味はなくなりました。6/17・18のFOMCへの注目が高まります。
米雇用統計を通過し、ドル高となったことで当然貴金属は下落。金は一時1163ドルまで急落しましたが、1170ドル台まで持ち直しています。
意外としぶとい貴金属。ギリシャ情勢の不透明感が支えているのでしょうか?
国内価格は円安で逆に上昇となっていますが、流れは下向きのままです。