プラチナ相場のクラッシュ
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- 2014.10.03
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昨日のECB理事会は追加緩和なしの現状維持。
市場が期待していた今後の量的緩和についても具体的な発表はなく、市場は失望感に包まれました。もう少し突っ込んだ話があると思われていましたが、全くの肩透かしです。
ECB理事会の結果を受け、欧州株式市場は15カ月ぶりとなる大幅な下落率を記録。
毎度のことながら欧州は市場との対話を重視しません。結果影響が大きくなり、困るのは自分たち自身なのですが…。
緩和策が取られなかった為、皮肉なことにユーロは反騰。相対的にドル高は一服。
円は110円まで到達したことによる達成感とともに、急激な円安に対する牽制も強まったことで一気に108円台まで急騰。
金はドル高一服で平行線。一方、同じ貴金属でもプラチナは底なし沼に足を突っ込んだような下落を続けています。1300ドルを下回った状態は行き過ぎであるとの認識は一致していますが、本日も急落は続いており、現在1245ドルで、金との価格差はなんと33.2ドル。近日中に逆転もあり得る値幅です。
動き出したら理屈ではないのがプラチナ。相場がクラッシュしています。
右往左往する市場ですが、本日はメインイベントである米雇用統計が控えています。予想では21万5000人増と前月の大きな崩れから立ち直りをみせるとのこと。今回はサプライズはいりません。