ブレないドイツ
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- 2012.08.22
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EU首脳会議を本日に控え、昨日メルケル独首相が改めてユーロ共同債を否定しました。
欧州債務問題が延焼を続ける中、欧州で唯一救済者足り得るドイツにブレはありません。
「自身が生きている限り、欧州で債務を共有することはない」と言い切ったメルケル首相の信念の強さには脱帽です。日本の政治家にも少しは見習ってほしいところですね。
EU首脳会議を前にしてドイツにユーロ共同債を完全否定されたことで市場の淡い期待も遠のき、悲観的な相場となっています。ただ、会議への過度な期待もなくなったので、この会議での失望売りも限定的かもしれません。すでに織り込まれた相場でしょう。
一方、米国では経済指標が発表されていますが、ほとんど影響なし。市場の目は欧州に集中しています。
悪材料は出尽くしたようにも見えますが、ここから注意すべきは格付け会社。また爆弾を放り込んできそうな気配が濃厚です。