フランス大統領選は波乱なし
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- 2017.04.24
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今朝開票が終わった注目のフランス大統領選第一回投票で、中道系マクロン氏と極右政党ルペン氏が5/7の決選投票に進むことになりました。
混戦となったことで、極右ルペン氏と極左メランション氏が勝ち残り、本命であるマクロン氏が落選することが懸念されていましたが最悪のシナリオは回避。
決選投票になれば分散していた中道派が結束することでマクロン氏が順当に選出される見通しであり、市場は一安心。
リスク要因が一つ解消されたことからユーロは急騰しドルは急落。為替も110円台まで円安に進んでいます。
貴金属は安全資産としての魅力後退で下落していますが、下落幅は限定的。
フランス大統領選は第2回投票を残しており、英離脱国民投票や米大統領選のような波乱の可能性が残っています。また、北朝鮮情勢では25日の朝鮮人民軍創建85年記念日に核実験を決行するとの噂も絶えず、地政学的リスクが高止まりしている状況では貴金属をこれ以上売る理由はないでしょう。尚、北朝鮮情勢については25日を無事通過しても、5/7の韓国大統領選までは油断できません。