ビックイベント最終日 失望の米雇用統計
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- 2013.08.03
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ビックイベント続きの最終日3日目。
昨日のメインイベント米雇用統計は非農業部門雇用者数16万2000人増と市場予想18万4000人増を下回る結果。
ADP雇用統計や新規失業保険申請件数といった雇用関連指数の改善が続き、今回の雇用統計は強気の見方が大勢の中での悪化となったことで、市場の失望感は増しました。
これで先日のFOMCと併せ、これで9月の緩和縮小観測は大きく後退しています。
失業率は7.4%と前月から0.2%低下。失業率は求職をあきらめた人はカウントされていません。また、雇用内容も日本と同様、質の悪化が懸念されており、本格的な回復が確認されるまではまだ時間が必要でしょう。
最終的に市場は米雇用統計の悪化を受け大きくドル安となりましたが、金相場は往って来いの平行線。しかし、金の値動きは激しいものでした。香港時間に突如1300ドル割れし、1285ドルまで下落。その後NY時間に入りドル安に呼応して1310ドル台に回帰しています。
ビックイベントが続いた3日間でしたが、緩和縮小の難しさが再度認識されたことで、金にとってはポジティブな結果となったのではないでしょうか?しかし、突き抜けていくほどの強い材料はなく、1250ドルから1350ドルのレンジでもみ合う相場が続きそうです。