ビックイベントを前に様子見
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- 2013.06.05
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インドが金輸入規制強化を発表。
世界最大の金需要国での出来事を受け、金は素直に下落しました。
週末の米雇用統計までイベントが続くこともあり、市場はリスク回避の模様。
本日はADP雇用統計。ここ最近のADPと本番の雇用統計は逆の結果になることが多いです。市場の緊張感が高まっていることで、思わぬ反応を見せる可能性もあります。
雇用統計が悪化すれば量的緩和継続が意識され貴金属は上昇。改善すれば出口戦略が意識され貴金属は下落します。
そして6日にはECB理事会が開催されます。焦点は利下げ。今回の理事会での利下げはないとの見方が一般的ですが、落ち込むユーロ圏経済へのテコ入れは必要でしょう。予想通りいかないのが欧州情勢。蓋を開けてみるまで結果はわかりません。
ECBが利下げを決定すればユーロは下落し、ドルは上昇。ドル高により貴金属は圧迫されます。
いずれにしろ為替は円安一服であり、貴金属に対する下落要因が多すぎる状況です。大きく上昇する可能性もありますが、わからない相場に手を出すのは控えた方が良さそうです。