ビックイベント 第一日目
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- 2013.08.01
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ビックイベント続きの第一日目。
先ずは米雇用統計の前哨戦となるADP雇用統計が発表され、20万人増となりました。市場予想18万人増を上回り、節目となる20万人まで増加する予想以上の改善。ただし、ADPと本番の雇用統計は必ずしもリンクしているとは限りません。
続いての米第2四半期GDPは+1.7%と、市場予想+0.9%を大きく上回る結果。しかし、第1四半期GDPの下方修正(+1.8%→+1.1%)も併せて発表されたため、インパクトは低下。
そしてこの日の大トリとなるFOMC。
既定路線通りの量的緩和維持が決定されましたが、再注目の9月の緩和縮小への言及は一切なく、噂されていたフォワード・ガイダンスの変更もなし。
手がかりの少ない中ですが、景気認識を下方修正していることから、緩和縮小は9月以降になるとの見方が強まっています。
また、インフレが抑制されていることが緩和継続の理由とされていることは、インフレヘッジとして伸び悩む金には痛し痒し。
ビックイベント第一日目の相場は往って来いで前日とあまり変化なし。
改善を見せたADP&GDPでドル高・貴金属安も、FOMCでの9月緩和縮小観測後退で値を戻したという展開。
そしてビックイベント2日目も既に始まっており、中国製造業PMIは50.3と予想を上回る改善となっています。中国の景気減速は円高要因の為、これで円高が一服すればいいのですが…。
今日はこの後もECB理事会、米ISM製造業景況指数が控えています。週末まで予断を許さない状況が続きます。