バーナンキ議会証言は無難に通過も、ネガティブな貴金属
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- 2013.07.18
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大注目のバーナンキFRB議長議会証言。
簡単にまとめると、「年内の資産買い入れ縮小開始の可能性はあるが、状況次第では緩和の延長や拡大もあり得る。」との事。
今までの発言を確認するような内容であり、サプライズはなし。経済・雇用情勢に応じて柔軟に対応する姿勢を改めて示しました。
本日も上院で議会証言が控えていますが、同じような発言に終始すると思われます。
バーナンキFRB議長議会証言を受け、初動は判断に戸惑った市場でしたが、結局はさほど大きく反応していません。あえて言えば大きなイベントを無事通過し、不確定要素が一つなくなったことでの安心感は出ましたが、この日発表された米住宅着工指数が市場予想を大きく下回ったことで相殺されています。
終わってみればほとんど動かなかった市場ですが、貴金属だけはなぜが下落。
金は今回も1300ドルを越えることができず、跳ね返させられました。やはり地合はかなり弱いといわざるを得ません。
緩和縮小と利上げをリンクしないようにバーナンキは注意しましたが、金利を生まない貴金属市場はどうしても利上げまで意識してしまいます。厳しい状況は続きます。