ネックは円高
- UPDATE
- 2016.06.21
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最新の世論調査で英EU残留の優勢が明らかになったことを受け、EU離脱懸念が後退。
ポンドが買い戻され、対ドルで2008年以降最大の上昇率を記録しました。
また、リスクオンでNYダウも129.71ドル高となっています。
一方で、安全資産としての魅力後退で弱い地合いとなるはずの金は小幅安で踏みとどまっています。景気連動の白金系の上昇と本日のイエレンFRB議長講演への様子見が効きいていますね。
国内貴金属価格のネックは円高。リスクオンでも円は103円台のまま動かず。目の前のイベントで上下しますが、大きな円高の流れを修正することができません。麻生財務相・黒田日銀総裁の口先介入も市場には見極められ、残る手段が限られていることを見透かさせています。そして、金融緩和をするにしても市場の予想を上回らなければならないという高いハードルもあります。我々の想像を超えるようなウルトラCが求められる局面です。