ドル高調整も一服
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- 2015.03.25
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昨日発表された3月HSBC中国製造業PMIは49.2と市場予想50.5から大幅に下回る11か月ぶりの低水準。新規受注も低迷しており、先日公表された7%成長も危ぶまれる状況に、中国の更なる預金準備率引き下げが噂されています。
弱い中国経済指数を受け、貴金属もアジア時間は軟調に推移しましたが、欧州時間に入るとギリシャリスクが蒸し返されていることで反発。金は一時1195ドルまで急騰。
しかし、その後米国で発表された2月CPIや2月新築住宅販売件数が予想を上回ったことでドルが勢いを取り戻したことで貴金属も上値を削る忙しい値動き。
ドルINDEXに下髭らしきものもあり、そろそろドル高調整も一服しそうです。
貴金属でも明暗が分かれてきています。金・銀は底打ち反転が明確になってきましたが、プラチナの動きは鈍いまま。金との価格差は約60ドルとまた開いてきました。
市場ごとに米利上げへの受け止め方が違うという事でしょうか?