相場天気予報MARKET FORECAST

先日のＦＯＭＣ議事録から、ほぼないであろうとしていた6月利上げの可能性を再度意識させられることになった市場。

実際にはその後の米雇用統計がサプライズになったことで、ＦＯＭＣ開催時とは大きく状況は変化しているはずですが、それでもドルの巻き戻しの勢いが強いですね。

また、昨日発表された米新規失業保険申請件数は28万1000件と市場予想28万5000件を下回り、4週間平均も2000年以来となる低水準となりました。これを受け、米雇用統計は一時的な数字のブレとする見方が強まりました。

貴金属はドル高を受け続落。金は1200ドルを割り込んでいます。

ギリシャが懸念されていた9日のＩＭＦに対する債務返済を実行できたことも貴金属の魅力後退につながっています。

ドルＩＮＤＥＸは99まで上昇。現状でここまでのドル高は行き過ぎのようにも思えます。

米企業決算でドル高の影響が現れるようなら、市場の見方も変わりそうですが…。