相場天気予報MARKET FORECAST

昨日はドル高が一服。

先日の10月FOMC議事録で12月米利上げに対する認識のギャップがなくなり、併せて利上げペースも緩やかになることが再確認されました。

市場は確定的となった12月利上げを既にあらかた織り込み、関心は利上げペースへと移りつつあります。昨日の米経済指標は改善したにもかかわらずドルが下落しており、やっと次のステージに進めるようです。

ただし、利上げ織り込みがすべて完了しているわけではなく、これまでの利益確定も入った調整局面であるという事は忘れてはいけません。こうした調整をこなしながら徐々に織り込みが１００％に近づいていきます。また、織り込みが完了しても、いざ利上げ確定すれば、そのインパクトは当然あると考えるべきでしょう。

いずれにしても利上げ問題は最終局面に近づいています。

貴金属はドル安で久々のしっかりとした上昇。金は1080ドル台に復帰しています。

下落が続くプラチナも、長引く価格低迷で供給不足も懸念されています。

まだ底は見えませんが、そろそろ下落一辺倒から抜け出したいところです。