ドル高一服も貴金属の戻りは限定的
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- 2015.04.15
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昨日は中国の低調な経済指数を受け、アジア時間から軟調だった貴金属。
欧州時間に入ってもギリシャデフォルト懸念で下落基調継続。
金は一時1183ドルまで下落しました。
その後米国で発表された3月米小売売上高が+0.9%と4カ月ぶりのプラスとなったものの、市場予想+1.0%に届かなかったことでドル高は一服。ドルINDEXは99後半から98台まで急落しましたが、貴金属の戻りは限定的。金は1200ドルに戻ることなく終わっています。
今回の3月米小売売上高は予想には届かなかったものの、悪い数字ではなく金融政策に影響が出るものではないという事はありますが、それにしてもこれだけのドル高修正に貴金属が相応の反応を見せられなかったことは問題。思っていたより売り圧力が強いという事かもしれません。
注意が必要な局面です。