ドル急反発で貴金属は大幅下落
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- 2015.05.20
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予想通り高値水準で頭を叩かれた貴金属。本日のFOMC議事録公開を前に市場は大きく動いてきました。
先ず欧州でクレーECB専務理事が、最近の債券価格の下落ペースの速さに懸念を示し、量的緩和のペースも加速させる可能性に言及。この発言を受けユーロ安ドル高に動きました。
そして、米国で発表された4月住宅着工件数が+20.2%の114万戸と市場予想102万戸を大幅に上回る強い結果となった事で、ドルは一段高。
FOMC議事録への警戒感はありながらもドルの急騰を受け貴金属は急落。金は1200ドル台こそ守ったものの、約20ドルの下落となりました。
前日のドル高に反応が薄かったこともあり、2日分のドル高の影響が一気に来た感じです。
尚、ドル建て貴金属は大幅下落しましたが、為替では円も121円手前まで円安に進んだため、国内価格の下落幅は抑えられることとなっています。