相場天気予報MARKET FORECAST

金曜日に発表された4月米CPIは+0.1％と市場予想通りだったものの、コアCPIは+0.3％と市場予想+0.2％を上回る2013年1月以来の高い水準となりました。

そして同日イエレンFRB議長が講演で、経済環境が順調に改善していけば「年内のいずれかの時期に利上げを始めるのが適切」との見方を示したことで、このところ増えていた利上げの越年観測が後退。

メモリアルデーで3連休前だったこともあり、市場は急激なポジション整理に入りドルが急騰。貴金属はドル高に押され軟調に推移しましたが、小幅安で引けています。もっと下落しても不思議ではない状況下ですが、ギリシャデフォルトがチラついていることで下値が堅い模様。

一方で、ドル高に為替は貴金属以上に反応し、円は121円半ば。もう一段の円安もあり得る状況です。