ドル安も貴金属は停滞
- UPDATE
- 2017.08.04
- GATEGORY
- OTHER
昨日イングランド銀行は政策金利の据え置いたうえで、EU離脱が経済を下押しする可能性があるとし、成長率とインフレ見通しを下方修正。
堅調な経済回復を背景に、早期に出口戦略へと転換していくと見られていた英国でしたが、ことはそう簡単ではなさそうです。
EU圏外となる英国での出来事ということで、ポンドは急落しましたがユーロは堅調。今のところユーロにはほぼ影響なしですが、今後飛び火してくる可能性も否定できません。
そして米国では7月米ISM非製造業景況指数が発表され、53.9と市場予想56.9を大きく下回る結果となりました。同日発表された米新規失業保険申請件数は24万件と改善となっていますが、相次ぐ重要経済指数の低下に米雇用統計への警戒が強まっています。
また、ロシアゲート疑惑を巡り、モラー特別検察官が大陪審を招集したとの報道も加わり、ドル売りは加速。米金利も下落傾向が続いています。
貴金属は上げたい局面でしたが、金は小幅下落となり1270ドル付近のレンジ相場が続きます。この日も最高値を更新したNYダウが少しヘタレないと貴金属に資金が回ってきませんね。
一方、為替はドル安を受け110円割れと円高方向。
今夜は米雇用統計。弱気な見方が強まっていますが、逆目にでることも多いのが米雇用統計。今回はどちらの目が出るのでしょうか?