ドル反騰
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- 2015.03.31
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中国の緩和観測と米経済指標の改善を受けドルが反騰し、貴金属は下落しました。
まず中国で個人住宅ローン規制の緩和を発表。
さらに中国人民銀行の周小川総裁が、政策当局には金利や量的な措置の面で対応する余地があると発言。中国の緩和観測が高まったことで市場はリスクオン。
また、米国で発表されたPCEコアデフレーターが前年比で+1.4%と市場予想+1.3%を上回ったことでリスクオンの勢いは加速しました。ちなみにPCEコアデフレーターはFRBが最も重視している物価指数です。
ドルINDEXは98台に回復。FOMCからのドル高修正に巻き戻しが入ってきました。
ドルと同じく調整局面にあったNYダウも反発し、263ドル高と約2か月ぶりの大幅上昇となりました。
反対に上昇局面にあった貴金属は反落。金は1180ドル台の攻防と前線後退。底値から急騰したことへの半値返しと考えれば、そろそろ下げ止まっても良さそうですが…。
地政学的リスクで跳ね上がった分、調整ペースも早くなった印象です。
今夜は米GDP。週末の米雇用統計までイベントが続きます。